滋賀県大津市で、ご夫婦で作陶されている山本哲也さん、矢島操さんの工房を
お訪ねしました。 お二人には、2007年12月にSHIZENで二人展をお願いしたことがあります。 宿泊していた京都駅から程近いホテルまで、車で迎えにいらしてくださいました。 京都の街中から山に登る入り口があり、そこからはくねくねとした山道が続きます。 山道が開けたところに、住宅街が。元々は、別荘地として開発された地区なのだそうです。 オリンピック選手を、何人も輩出しているお土地柄。 もっともっと登っていくと比叡山延暦寺があります。 工房の入り口には、お二人のお名前が。 作品が沢山あって、興奮。仕入れモード、全開です。いろいろ選ばせていただきました。 矢島さんの作品のめがねです。信楽で焼いたものだそうです。 ガラスの部分は、涙をイメージして雫が。楓の島田さんがモデルです。 お似合い!!! 工房を見せていただきます。住居スペースの外に、建てられた工房があります。 うまいこと棚板が納まっています。 木箱は、焼物屋さんで昔使っていたものを譲り受けたものだそうです。 窯です。細長い工房の一番奥にあります。 制作途中の矢島さんのモノクロシリーズの作品です。 今回の京都出張では、3軒の工房にお邪魔させていただきました。 いつも、電話でお願いするばかりの私。 お仕事されているところを見せていただくと、作品の背景がぐぐっと自分の中に入ってくる ような気がします。 そんなこともお伝えしていけたらいいなぁなんて思います。 (T) #
by shizen-gallery
| 2009-02-16 13:26
| つれづれ
今年のレクチャー「うるしが、いいね。」のお知らせです。 下記の案内のように、蕎麦流石(さすが)の新しいお店で開催されます。 蕎麦流石さんからのご案内をお伝えいたします。 レクチャー「うるしが、いいね。」@流石・はなれ 話:小川マア 漆の器の作られ方やその良さについての話を聞きながら、 そのぬりものに料理を盛って食べてもらうことで、 使い方の具体的な方法について知ることができたらいいなと思います。 このレクチャーでは、講師・小川マアさんのお話を聞いていただいた上、 みなさんにはこちらで用意した料理を漆の器で召し上がっていただきま す。 ぬりもの対談「うるしが、いいね。」(ラトルズ刊)を出版された小川 マアさん。 漆の平面作品「下地ワークス」を作られているのがメインのお仕事ですが、 その傍ら、普段使いのぬりもののよさを紹介する活動も幅広くなさっています。 実践的な立場からの興味深いお話がたくさん聞ける絶好の機会です。 ぜひ、聞きにいらしてください。 <スケジュール&テーマ> レクチャー第1回 2月28日(土) 12時~ 17時~ 手塚英明さんの小鉢を使ってみます。 レクチャー第2回 3月21日(土) 12時~ 17時~ 大場芳郎さんのお皿を使ってみます。 レクチャー第3回 4月18日(土) 12時~ 17時~ 高橋敏彦さんと福田敏雄さんのお椀を使ってみま す。 レクチャー第4回 5月16日(土) 12時~ 17時~ 野口義明さんと手塚英明さんの弁当箱を使ってみ ます。 レクチャー第5回 6月20日(土) 12時~ 17時~ 食事会 <会場> 流石・はなれ 東京都中央区湊3-13-15 〒104-0043 <参加費> 1回分 6,300円 (*但し、6月食事会は参加費が変わります。) 電話にてお申し込みの上、参加費を当店銀行口座へお振り込みください。 銀行口座はお申し込みの際にお知らせします。 入金確認後、レクチャー各回にお客様のお席をご用意します。 <予約・問合せ> 蕎麦流石 東京都中央区銀座1-19-12 理研ビル地下1階 〒104-00 61 Tel.& Fax.03-3567-0012 定休日:月曜日 流石・はなれ 東京都中央区湊3-13-15 〒104-0043 Tel.& Fax.03-6228-3870 定休日:日曜日・祝日 「うるしが、いいね。」プロジェクト/小川マア ホームページ「うるしが、いいね。」 http://www.urushigaiine.jp/ ブログ「うるしが、いいね。」 http://blog.urushigaiine.jp/メール・アドレス info@urushigaiine.jp #
by shizen-gallery
| 2009-02-15 20:03
| つれづれ
木下さんの工房を後に、亀岡市でご夫婦で磁器の器をつくられている土井喜男さん、
清水なお子さんの工房をお訪ねしました。 JR山陰本線で、花園、太秦に嵯峨嵐山、聞き覚えのある駅を駆け抜けはっと気づくと こんな景色に。 土井さんが車で駅まで迎えにきてくださいました。駅から車で5分くらいでしょうか。 こちらが、土井さんと清水さんの工房とご自宅です。 古いお家を改装されています。 この格子は、あとからつけたものなのだそうです。 入り口を入り、振り返ると頭上に傘たてが。昔の番傘は柄がまっすぐなので、 頭上にたてることができたのですね。 以前は、お茶屋さんだったそうで入り口を入るとすぐに板の間があります。 お茶箱が並んでいたという板の間に、棚をしつらえ作品が見られるようになっています。 通していただいたお部屋の欄間がなんとも素敵で。 ほっとコーヒーをいただきながら、二人展の打ち合わせ。 昔の家は、きれいだなぁといちいち感心。 こちらのスペースは、下の住居部分から増築した部分なのだそうです。 元々あった梁を使っています。 この扉、換気ができるようになってます! キッチンから見える景色。すぐそこは、川が流れています。 工房も見せていただきます。 こちらは、型を置いているスペースです。見たことがある器の型があると、なんだか うれしくなってしまうのはなぜでしょう。 窯は、こんな感じです。 土井さんの新しいお仕事。コイルをのばして、磁土をえぐり模様をつけています。 砂についた風紋みたいです。 真ん中の小さなスタンプのようなのは、ゴスをすりつぶす道具なのだそう。 ご自分で作られるのですね。 ずらりと並んだ器の中に、それぞれのスケールのトンボという大きさを測る道具が 入っています。使いやすそう。 ろくろです。土が乾かないようにビニールがかかっています。 なんと、工房の中のマンホールを開けると井戸が。石を組んだ井戸は、珍しいので そのまま残したそう。いつの日か、ガラスをはってライトアップする予定?? お二人には、7月4日(土)から9日(木)まで、二人展をお願いしています。 東京では、初めてというご夫婦の二人展。たのしみです。 (T) #
by shizen-gallery
| 2009-02-13 18:24
| つれづれ
3月14日(土)から19日(木)まで、個展をお願いしている木下和美さんの工房を
お訪ねしました。 京都駅に降り立ち、地下鉄に乗ります。木下さんの工房は、上賀茂神社の程ちかくに あります。 工房兼ご自宅。1階が工房とお台所や水場、2階が住居スペースになっています。 窯だししたばかりの、個展用の作品の一部を早速見せていただきます。 個展の打ち合わせでお花見の季節、お重がほしいなぁなんてお話をしたら、 丸型のお重が出来上がっていました。角型のお重もと思っていらっしゃるそう。 内側は、銀彩が施されています。光が当たって、輝く水面みたいです。 宝瓶。お湯をじっくり冷まして、玉露をいれて頂きたいです。 小さいカップ&ソーサーに、木下さんが玉露を出してくださいました。 ソーサーに、桜色のマカロンを添えて。 銀彩に濃いお茶の色がとてもきれいでした。(興奮して、写真を撮り忘れてしまいました。。) 花器かと思いきや、ランプシェードでした。 シェードは、灯りがともるとこんな感じ。 輪花プレート。 型紙にあわせて、形をとっていきます。雪の結晶からとった形も。 お茶入れに、ふたもの。 内側が銀彩の皿。緑をのせたら、きれいだろうなぁなんて思いながら。 ご主人の東さんも焼物をされます。大鉢は、東さんの作品です。 大きな窯と小さな窯でお仕事されています。 ここで、ろくろをひきます。 道具が、マグネットでくっついていて、使いやすそうです。 糸鋸が。なぜかというと、まず作品を作るときは、設計図を書きそれにあわせた断面の スケールを木で作ります。それにあわせて、ろくろをひくのだそうです。 使わなくなったスケールは、小さなもののスケールへと再利用します。 設計図は、こんな感じ。先ほどのお重や、宝瓶の設計図です。 この緻密さが、きれいな形をうみだす秘密でしょうか。 木下さんの工房から、車で駅まで送っていただく途中、上賀茂神社の脇の川を とおりました。左の住居は、上賀茂神社をお守りしていた方々のお住まいだったそうです。 3月14日(土)個展初日は、木下さんが在廊してくださいます。 (T) #
by shizen-gallery
| 2009-02-13 16:29
| つれづれ
京都からの帰りの新幹線は19時。18時前に京都駅の伊勢丹に駆け込み、最後のお買い物。 お茶に、黒七味、お菓子。買い忘れはないかな? そうそう、お弁当も忘れずに。 慌ただしく新幹線に乗り込み、ほっとビールで乾杯。さてさて、お弁当。 シンプルな煮物中心のお弁当なのですが、さつまいも、巾着、ブロッコリー、何にでもしっかりお出汁がきいていて、美味。小指の先ほどの小さな昆布巻きにもにしんと山椒を芯に巻いてあります。三色団子も、ういろうみたいで美味しかったです。 百合根の花びらも美味しかったな。 かぶれやすいワタクシ。何年か前に京都を旅行した後も、なんちゃって京都料理の日々が続いたものです。 やっぱり美味しいもの、京都の味。今回もやっぱり、なんちゃって京都料理の日々が続きそうです。 (T) #
by shizen-gallery
| 2009-02-12 15:38
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