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畑中圭介　陶磁展　3

畑中圭介　陶磁展、4日目です。
畑中さんの成形の方法について、ご紹介します。
畑中さんは、型を使わずろくろとたたらで成形されています。
碗は、1点1点思いもよらないへこみやゆがみがあります。高台から、碗半ばまでをろくろ挽きしたものと輪状にろくろ挽きしたものをつなぎ合わせています。

目を凝らすと、つなぎ目と思しき部分が。

二つの動きをつなぎあわせることで、ろくろで一気に成形するのと異なるおもしろみが生まれています。

お重もろくろで挽いたボディを四角くして2段に切り分けてたたらで作った底を貼り成形しています。
蓋もろくろで挽いた輪を四角くして、タタラの板と合わせて一段一段を成形しています。

酢飯を一段、具材を二段目に、手巻き寿司セットなぞいかがでしょうか。
黒パステルの塗り跡に海苔を想起します。

メガハンドルマグカップの持ち手もろくろで挽いた輪を四角くして、上下にタタラの板を貼り成型されています。
空洞なので、中の空気を逃がすための小さな穴が開けてあります。（マニアック情報）

畑中圭介　陶磁展は、3月24日（月）17時までの開催です。

# by shizen-gallery | 2025-03-22 16:50 | 展覧会のお知らせ

畑中圭介　陶磁展　2

畑中圭介　陶磁展、2日目です。
赤絵とカラーズのハイブリッドのうつわは、鉢と平鉢の2種類をご出品くださっています。
ハイブリッド赤絵平鉢のご紹介です。
赤絵が外と内それぞれに描かれ、その反対にカラーズのお仕事がされているので、横から見ると赤絵のうつわのように見えます。

反対に180度返すと、カラーズのうつわのように見えます。

90度回すと、ハイブリッド感が味わえます。

畑中圭介　陶磁展は、3月24日（月）17時までの開催です。

# by shizen-gallery | 2025-03-20 16:24 | 展覧会のお知らせ

写真　栗原かほり
畑中圭介　陶磁展
2025年3月19日（水）‐24日（月）会期中無休
12時～19時（最終日17時まで）
在廊日　19日（水）
撮影してくださった写真家の栗原さんのお言葉です。
「畑中さん、綺麗に撮ると器とチグハグになり良さが伝わらないので背景もライトも荒ぶってみたのですがどうでしょうか。茶碗を倒してみたのは14年カメラマンをやっていて初めてです。いろいろなお料理を試したくなる素敵な器だなと思いました。畑中さん、普通の置き方だと何故かしっくりこなくて横にしてみたら高台も形もよく見えてこの方がいいかも！？となりました。既成概念を破壊していく器。素敵です。」
栗原さんのお言葉に、畑中さんに代わりにやにやしております。

畑中さんのプロフィールです。

1995年　愛知県立明南工業高等学校機械科　卒業

1999年　常滑市立陶芸研究所　退所

1999年　常滑焼き物散歩道内の工房にて独立

2018年　常滑市多屋町に工房移転

作品のご紹介です。

1.パステルオリベ2段重￥44000 器縦18×横18（蓋縦19×横19）×H13（蓋まで　1段目6.5 2段目まで12）

案内状の作品です。