千葉県成田市でガラスの作品を制作されている五十嵐智一さんと野口和美さんご夫妻の
工房をお訪ねしました。五十嵐さんは12月10日(水)から楓で個展、野口さんは
12月13日(土)からSHIZENで「冬のおくりもの」展にご参加いただきます。
五十嵐さんのお仕事の様子は、楓のブログをご覧ください。
空港が近くの成田らしく、空を飛行機が行きかいます。
工房はゆったりとした空間です。お仕事しやすそうです。
ジェリービーンズの色みたいな野口さんのガラス。色のついたガラスの粉を調合して
色を作ります。
五十嵐さんが吹いたガラスに野口さんが調合したガラスの色の塊をまきつけて
吹くとこんな色のガラスがうまれます。ガラスの塊は、こんな感じ。
色ガラスの粉がきれいにならんでいます。
野口さんの専門は、パートドヴェールという技法。型にガラスの粉を入れ、電気炉で
焼くのです。こちらは、パートドヴェールの作品です。
野口さんは、学生の頃からガラスを勉強する傍ら、革を使ったものづくりも
されていました。自作のものを身に着けていたら、注文があり革の仕事も広がって
いったのだそうです。
ガラススタジオの2階は、野口さんの革を使ったものづくりの工房になっています。
成田駅に貼っていたポスター。ガラススタジオでは、ガラス作りの体験ができ
2階の革の工房では、革のかばんづくりのお教室があるのです。
これはなんですか??革をのして、ミシンをかけやすくする機械です。
ミシンをかける要領で、革をはさみペダルを踏むと一瞬で革がぺろんとなります。
色が薄いところが、革が薄くなった部分です。
色とりどりの糸とボビンかけ。
革は、鋏ではなくこんな包丁?で裁断します。この包丁、こう見えて鋭い切れ味で
革をなんなくきり裁いてしまうのです。
たくさん積まれた革の一枚を広げて見せていただきました。
牛の姿の面影があります。。。
「冬のおくりもの」展用に作ってくださっている作品。栗バッグ。
こちらは、裁断してこれから縫うものです。
デザインの案は、五十嵐さんなのだそうです。
お財布と携帯を持って、ちょっとそこまでにぴったりな大きさ。
バッグインバッグにもよし。個人的にもかなり購買意欲が熱くなります。
色は、4色ありました。
出来上がっている栗バッグを持たせていただきます。革は、布のように伸びる方向と
伸びない方向があり、伸びない方向に革を使って作っているので一枚の革ですが、
べろんと伸びたりしません。
こちらは、また違うかばんにつけられるピースです。どんなかばんにつくのかな。
あと1ヶ月ほどで、ご夫妻それぞれの作品が楓とSHIZENで見られます。
愉しみで、どきどきします。
(T)