静岡県で焼締の器を制作されている田宮亜紀さんの工房をお訪ねしました。
田宮亜紀さんには、来年5月23日(土)から28日(木)まで、個展をお願いしています。
個展の打ち合わせもかねて、夏の静岡へ。
静岡駅から30分ほどの山間に田宮さんの工房があります。
工房に向かう途中の、もりもり木々が生えている山。こんな感じのお山が沢山。
山の隙間隙間に茶畑があるのに、静岡らしさを感じます。

田宮さんのお家の前に生えているキウイの大木がお出迎え。小さな実がたわわに。
熟し待ちです。

かわいいポスト。門をあけてくださる田宮さん。

工房を見せていただきます。来月焚く薪窯の準備中。大きな大きな壺は、毎日少しずつ
積み上げながら作ります。伺った日の分は、朝5時におきてもう積み上げられたそうです。
ご苦労をおかけしました。積み上げた部分は、乾かないようにします。

壺の大きさ、伝わりますか?

9月に焚かれる薪窯も見せていただきます。

窯を横からみた所です。

その先は、熱の通り道です。
窯焚きのときは、この熱の通り道の上にプチ窯をしつらえ、
餃子の皮ピザを作ったりされることも。あっという間に焼けるのだそうです。
田宮さんがこっそり教えてくださいました。
通り道の先は、煙突になっています。

窯の中から。壺の気持ちになってみました。

奥と手前が薪置き場です。1週間火を燃やし続けるためには、両方がいっぱいに
なるくらいの薪が必要です。今、集めている所なのだそうです。

焼締となかよく暮らす田宮さん。暮らしぶりもとても素敵なのです。
焼締の魅力を改めて感じた工房訪問でした。
来年の個展は、そんな暮らしの中で愉しむ焼締を感じていただける個展にしようと
いうことになりました。
ご自宅の素敵な暮らしぶりは、あたためてあたためてまたご覧いただこうと思います。
どうぞお楽しみに。
工房で選ばせていただいた器は、日曜日にSHIZENにやってくる予定です。
田宮さんの愛犬、シャケちゃん。暑かったから?お庭のテーブルの上でお休み中でした。
ひんやりして、気持ちよさそうだもんね。
(T)