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昨年10月の個展時にご注文いただいたお客様のお椀が届きました。 2024年10月1日のブログで個展の作品のご紹介とともに当時の状況を綴りました。 能登半島地震で土田さんご一家は被災されました。金沢から程近い能美市に移り住むことができ、少しずつ制作も再開され今回の個展のご準備も進めてくださっていました。 上塗の工房は、輪島に残し和茂さんが下地をした器を運び上塗をするという二拠点での制作が軌道にのりはじめていました。今回の個展のためにちょうど上塗に輪島に戻った際に、先日の豪雨に見舞われました。工房のある地域は、孤立し和茂さんとも連絡がとれない状況になりました。 状況を知り、奥様の郁紀(ゆうき)さんと個展の開催をどうするか話し合いました。輪島に発つ前に和茂さんは「郁紀に全て任せた。」と言って出られたそう。郁紀さんは、よく考えたのですが輪島に持って行った分は出品できず点数も予定していた分の四分の一くらいになってしまうけれどそれでも迷惑でなければ個展を開催したいとおっしゃいました。もうしばらくは制作もできなくなってしまうだろうから、作品を見てほしいと。 自衛隊の救助を受け、先日和茂さんは無事に帰宅されました。和茂さんも郁紀さんと同じお気持ちでした。 精一杯の作品126点が、能美からshizenに届きました。 その後、上塗の工房も能美市に移動し今回届いたお椀は新たな工房で上塗りされました。 右が新工房で塗られたお椀、左は輪島で上塗りされたshizenの店頭に並んでいるお椀です。 新工房での塗りの方がほんのり艶やかに仕上がっている感じ?と郁紀さん。 和茂さんは、調整をずっと考えられているそうです。 出来ることを、最大限!また漆や器に向き合い、変化も楽しんでいただけるよう、良いものを良い気持ちでお届けしたいと思います。と郁紀さんのお手紙にありました。 新たな歩みのお知らせにほっとし、和茂さんと郁紀さんそれぞれの取り組みにも笑みがこぼれます。 お二人の歩みの途中のご報告までに。
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うつわshizen(神宮前の器ギャラリー)
by shizen-gallery
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