額賀円也 陶展、5日目です。
会期も明日17時までとなりました。
今回は、なかなか落ち着かない状況のため初日に予定していた
額賀さんの在廊はなくなりました。
店頭で作品を前にお話しをお聞きいただくことができず、
残念なことでした。
8月にご自宅の前に築窯された薪窯のおはなしをお電話で
お伺いしたので、こちらでぽつりぽつりと。
築窯中の窯です。
木枠の中の土を窯の屋根に盛っているところです。
Q. 薪窯の焼成時間は、どのくらいですか?
A. 大きな窯ではないので、今は30時間くらい。温度が上がるまでの時間がかかってしまっているが、今後改良して火の流れをよくしてもっと短い時間で焼きあがるようになる。
Q. これから薪窯でやってみたいことはどんなことですか?
A. うつわを作っていきたい。大きな壺も。刷毛目、粉引、三島、黒釉の仕事を引き続き取り組む。
Q. 使っている土は、今までと同じ土ですか?
A. 今までと同じ瀬戸の土屋さんに黄土と原土をブレンドしてもらった土。
Q. 薪は1回にどのくらい使われますか?
A. 1回につき、1トンくらい。釘の刺さった木なども混ざる雑木を使っている。
以上Q&Aでした。
今展の作品は、刷毛目を中心におつくりくださいました。個展ならではの、大きな作品や1点ものの花器も。
満足のいく作品が出品できたとおっしゃられていました。
2か月に1回くらいのペースで焚けて、家の前にある身近な薪窯。これからも、たのしみがたくさんです。