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額賀円也 陶展 3

額賀円也 陶展、4日目です。

今日は、向付のご紹介です。

向付について、額賀円也さんが参加されている
「うつわ勉強会 基(もとい)」が
作った説明が下記です。


向付

「向付」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「向付」と聞いたことのない方、聞いたことはあってもわからないとおっしゃる方は
たくさんいらっしゃいます。
茶懐石・会席料理など専門の方が使われるイメージ」の強いうつわで、
とても使いこなせないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ところが「一品付ける」という言葉は、よく聞いたりされたりしたことがあるかと思います。
それこそが「向付」の「付」。
「向」は家庭でもよくあるシチュエーションですが、飯と汁の
向こう側に置くということなのです。

それを合わせて「向付」といいます。

和食を食べ作られている方にとっては、無意識のうちに向付的な料理や
うつわには、誰もが触れていらっしゃるかと思います。

つまり「向付」とは、和食の奥底に流れるうつわの使い方の基本が詰まった
「うつわ」ということが言えるかと思います。

ここで「向付」の主な特徴をあげたいと思います。

①一品一人前の うつわ

②空間・時・人で選ぶ うつわ

③メッセージや話題を込めた思いやりの うつわ

冷蔵庫のなかった時代から、その日に手に入る食材を盛り付け、
茶懐石の一汁一菜における唯一の菜で、たった一人一品一皿でおもてなしをしてきた
うつわ「向付」。

お客様、親しい友人・家族と思いを巡らし一緒に「向付」を使ってみませんか?

向付に買ってきたお惣菜を盛ってみました。

刷毛目向付に、切り干し大根の煮物を。

折敷は福田敏雄さん、
お椀は石川漆宝堂、
飯碗は田谷直子さん、
お箸は佐川岳彦さん作です。
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三島向付に、オクラの胡麻和えを。

折敷は福田敏雄さん、
お椀は石川漆宝堂、
飯碗は増田勉さん、
お箸は佐川岳彦さん作です。

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粉引菱型小鉢に、切り干し大根の煮物を。

折敷は福田敏雄さん、
お椀は石川漆宝堂、
飯碗は額賀円也さん、
お箸は佐川岳彦さん作です。

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鉄釉菱型小鉢に、オクラの胡麻和えを。

折敷は福田敏雄さん、
お椀は石川漆宝堂、
飯碗は竹本ゆき子さん、
お箸は佐川岳彦さん作です。

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11月14日(水)からは、うつわ勉強会 基(もとい)メンバーの
グループ展「初冬の向付展」が始まります。

案内状の写真です。

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写真 栗原かほり

初冬の向付 展~うつわ勉強会 基(もとい)

2018年11月14日(水)-19日(月)(会期中無休)
12時~19時(最終日17時まで)

安達健(陶)
片瀬和宏(陶)
新道工房(磁)
竹下努(磁)
中西申幸(陶)
橋村大作(ガラス)
松永真哉(陶)
賛助出品 名古路英介(木・漆)

在廊日 14日(水) 安達、橋村
17日(土) 竹下、中西
18日(日) 安達、新道工房

額賀円也 陶展は、5日(月)17時までです。

(T)



by shizen-gallery | 2018-11-03 18:20 | 展覧会のお知らせ


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