地震で壊れてしまった器の修理に役立ったらと、増渕さんがご自分でされている
修理の方法をご伝授いただきました。
用意するものは、漆のチューブと小麦粉と紙やすり、カッターに綿棒です。
漆のチューブは大きなホームセンターで扱っているそうです。
麺棒が入っているふたものは、偶然にも焼きあがったらひねると
ふたがしまるようになっていたものをお使いだそう。すごい。。。

欠けや割れた箇所を紙やすりで平らにならします。
ペットボトルのキャップに漆を出します。
綿棒に漆をとり、平らにしたところに塗ります。
2、3日乾かします。

乾いたら、漆の入ったキャップに小麦粉を少し入れ、
綿棒で練ります。目安はグミキャンディーくらい。やや固めです。
漆を練ったものを、漆をぬった箇所に盛り上げます。
乾くと縮まるので、気持ち多めに。
3週間くらいすると、漆がタイヤのゴムくらいの固さになります。
そのくらいの固さになったら、カッターで荒削りして形を整えておきます。

カッターで削る増渕さん。


季節にもよりますが、2~3か月すると漆がかちかちと硬化します。
硬くなったら紙やすりできれいにし、漆を塗ります。
漆にべんがらという金属の粉を混ぜるとこんなふうに赤くなります。

増渕さん流のお直し方法。
漆の詰まった部分がほっと品よく器に馴染みます。
「我流なので、大事にされている器は専門の方に直してもらってくださいね。」
と増渕さん。
チャレンジされる場合には、くれぐれも漆に直接触れないよう手袋をして
作業されてください。
(T)