三寒四温。まさに日々天気や気温が変化していますが、こちらSHIZENでは展覧会が続いています。 今週の木曜日までの小谷田潤さんの次は、また雰囲気ががらりと変わります! 素材は同じ磁土でも、作家さんの使う釉薬によって器の形や風合いが変わり、表情の無限の可能性を感じながら搬入していました。 京都で作陶されている木下和美さんの個展が明日から始まります。 2月に工房へお邪魔した時のブログも一緒にご覧下さい。 http://shizenshop.exblog.jp/10345583/ 木下さんの器は、すーっと佇んでいます。緊張感があるのですが、良い心地のする端整な器。 眺めれば眺めるほど、大変な作業を経てきたのだろうな・・。と思うのですが、 それを感じさせない、真夏の炎天下で涼しげな顔で汗ひとつかかずに日傘を差す着物姿の女性のような・・。 涼やかな器達をお楽しみください! 黒釉銀彩注器 ![]() ![]() 右の注器はアラビアンナイトに出てくるような形。胴が約12.5cm¥12600 左の蓋の取っ手の繊細なこと・・・。ため息が出てしまいます。 胴 約10cm ¥9450 黒釉銀彩宝瓶 ▽ブログにも出ていた、下絵。私は、形になる源、こういう資料が好きで、例えば画家のデッサン素描なんかもその人を表しているようで興味があります。今回、木下さんが京都から持ってきてくださいました。 ![]() 平面から、立体へ・・。 ![]() ![]() 宝瓶は大 口径10.5cm×9.5cm ¥9660 小 口径9.5cm×9cm ¥8925 頭の中のイメージから広がり、手に取れる器に出来るまで、どれだけの道のりを歩んできたんだろ・・。 なんて思っていると、いとおしくなりますね。 銀彩茶入 ![]() この中に、お抹茶の緑が入ると、銀と緑のコントラストがきれいだろな。 そして、ぽにょっぽにょっとしたフォルム。決して、スタイルが良い訳ではないのに、美しいです。 口径6.5cm×8cm ¥15750 違う形の銀彩茶入 ![]() なんとなんと、蓋を開けると・・。 ![]() ![]() こんな感じに、内蓋が付いているのですね!細やかですね。美しいの一言です。 大 5.5cm×8cm ¥9450 小4cm×7cm ¥8400 細やかシリーズ ![]() 黒釉板皿←しゃれたオードブルやお寿司、焼き魚とか、おにぎりでも!洋食でも和食でもなんでも映える感じです。 大きさ 31cm×22.5cm ¥9450の上にのっている白磁銀彩薬味入れから・・。 ![]() ![]() なななんと、小さな小さなスプーン付き。こんなに柄がまっすぐにできるとは・・。 山椒や鮮やかなゆず胡椒も映えそうですね。 こちらの形は2種類、背高は5cm×4.5cm ¥4410 平6.5cm×3.5cm ¥4725 黒釉銀彩ふた付片口 ▽横から見ると ![]() 蓋を外すと・・。 ![]() そしてそして、蓋物シリーズ。 ずーっとなでなでしていたい肌触りの陶箱 コロンコロンとしています。 ![]() 開けると、中が銀彩! ![]() 大9cm×5cm ¥6825 小7cm×4cm ¥6615 白磁陶箱 ![]() ▽蓋の部分がよーく見ると、家の屋根のように三角になっています。 ![]() 蓋を開けると・・。 ![]() しきりがついています。パン食のときはバターとジャムを入れて、ご飯のときはいくらと刻み海苔を入れてもいいな。 11cm×6.5cm 高さ3.5cm ¥8400 こちら不思議な物体。 まんまるいです。 ![]() ![]() 黒釉銀彩香合 6cmの球体。¥7140 黒釉銀彩陶箱 大中小 ![]() ![]() 大 径10.5cm×7.5cm ¥8400 中 径7cm×6cm ¥6825 小 径5cm×5cm ¥5040 2段になっているので、一段目はいかなごのくぎ煮など佃煮と、二段目には菜の花の辛子和えを・・。 そして、お花見のお弁当に・・。 白磁 三段陶箱と二段陶箱 ![]() 三段は径12cm×11cm ¥18900 二段 大11.5cm角×8cm ¥18900 小9.5角×10cm ¥16800 桜色の春爛漫デザート詰め合わせにして、お庭でお花見というのも素敵ですね。 ▽ランプシェード ![]() こんなにも薄く!光りがきれいに透けて美しいです。 ![]() 茶入れに似たぽにょっとしたフォルムが美しいです。大体15cmくらいの大きさ。 ぽにょが¥15750 縦長タイプ¥17850 そして、DMに出てきたお皿。 ![]() 豆ボールや豆皿。 ![]() リムの部分が、これまた涙の出るくらい大変な仕事だと思います・・・。 ▽こちらの型紙を使って、削っていくのですね・・・。 ![]() 完璧な造形という印象ですが、日常使いにポンッと並べてもすっと入っていく器達。 今日は、蓋物や注器を中心にお伝えしましたが、また次回は、お茶の時間をテーマにお送りしたいと思います。 そして、楽しみがもう一つ。銀彩なので、色が変化していき、その風合いの変化もお楽しみいただけるのです。 美しい木下さんの世界を是非手にとってご覧下さいね。 明日3月14日(土)に木下和美さんが在廊されます。 (A)
by shizen-gallery
| 2009-03-13 13:14
| 展覧会のお知らせ
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