木下さんの工房を後に、亀岡市でご夫婦で磁器の器をつくられている土井喜男さん、
清水なお子さんの工房をお訪ねしました。
JR山陰本線で、花園、太秦に嵯峨嵐山、聞き覚えのある駅を駆け抜けはっと気づくと
こんな景色に。




土井さんが車で駅まで迎えにきてくださいました。駅から車で5分くらいでしょうか。
こちらが、土井さんと清水さんの工房とご自宅です。
古いお家を改装されています。

この格子は、あとからつけたものなのだそうです。

入り口を入り、振り返ると頭上に傘たてが。昔の番傘は柄がまっすぐなので、
頭上にたてることができたのですね。

以前は、お茶屋さんだったそうで入り口を入るとすぐに板の間があります。
お茶箱が並んでいたという板の間に、棚をしつらえ作品が見られるようになっています。


通していただいたお部屋の欄間がなんとも素敵で。


ほっとコーヒーをいただきながら、二人展の打ち合わせ。

昔の家は、きれいだなぁといちいち感心。

こちらのスペースは、下の住居部分から増築した部分なのだそうです。
元々あった梁を使っています。

この扉、換気ができるようになってます!

キッチンから見える景色。すぐそこは、川が流れています。

工房も見せていただきます。
こちらは、型を置いているスペースです。見たことがある器の型があると、なんだか
うれしくなってしまうのはなぜでしょう。

窯は、こんな感じです。


土井さんの新しいお仕事。コイルをのばして、磁土をえぐり模様をつけています。
砂についた風紋みたいです。


真ん中の小さなスタンプのようなのは、ゴスをすりつぶす道具なのだそう。
ご自分で作られるのですね。

ずらりと並んだ器の中に、それぞれのスケールのトンボという大きさを測る道具が
入っています。使いやすそう。

ろくろです。土が乾かないようにビニールがかかっています。

なんと、工房の中のマンホールを開けると井戸が。石を組んだ井戸は、珍しいので
そのまま残したそう。いつの日か、ガラスをはってライトアップする予定??

お二人には、7月4日(土)から9日(木)まで、二人展をお願いしています。
東京では、初めてというご夫婦の二人展。たのしみです。
(T)