3月14日(土)から19日(木)まで、個展をお願いしている木下和美さんの工房を
お訪ねしました。
京都駅に降り立ち、地下鉄に乗ります。木下さんの工房は、上賀茂神社の程ちかくに
あります。
工房兼ご自宅。1階が工房とお台所や水場、2階が住居スペースになっています。
窯だししたばかりの、個展用の作品の一部を早速見せていただきます。
個展の打ち合わせでお花見の季節、お重がほしいなぁなんてお話をしたら、
丸型のお重が出来上がっていました。角型のお重もと思っていらっしゃるそう。

内側は、銀彩が施されています。光が当たって、輝く水面みたいです。

宝瓶。お湯をじっくり冷まして、玉露をいれて頂きたいです。

小さいカップ&ソーサーに、木下さんが玉露を出してくださいました。
ソーサーに、桜色のマカロンを添えて。
銀彩に濃いお茶の色がとてもきれいでした。(興奮して、写真を撮り忘れてしまいました。。)

花器かと思いきや、ランプシェードでした。

シェードは、灯りがともるとこんな感じ。

輪花プレート。

型紙にあわせて、形をとっていきます。雪の結晶からとった形も。

お茶入れに、ふたもの。



内側が銀彩の皿。緑をのせたら、きれいだろうなぁなんて思いながら。


ご主人の東さんも焼物をされます。大鉢は、東さんの作品です。

大きな窯と小さな窯でお仕事されています。



ここで、ろくろをひきます。

道具が、マグネットでくっついていて、使いやすそうです。

糸鋸が。なぜかというと、まず作品を作るときは、設計図を書きそれにあわせた断面の
スケールを木で作ります。それにあわせて、ろくろをひくのだそうです。
使わなくなったスケールは、小さなもののスケールへと再利用します。

設計図は、こんな感じ。先ほどのお重や、宝瓶の設計図です。
この緻密さが、きれいな形をうみだす秘密でしょうか。

木下さんの工房から、車で駅まで送っていただく途中、上賀茂神社の脇の川を
とおりました。左の住居は、上賀茂神社をお守りしていた方々のお住まいだったそうです。


3月14日(土)個展初日は、木下さんが在廊してくださいます。
(T)